由然堂ブログ〜日日是好日〜

体の記憶。

こんばんは由然堂です。

記憶って脳だけの

お話じゃないみたいなんですよね。

小さい頃の習い事で

身についた体のくせや、

部活動で身についた

動き方は

大人になっても消えてなかったり

します。

僕はそれを体の記憶と

勝手に、呼んでます。

正式名称があるのかもしれませんが

知りません。

人間って実は真似する能力が

元々高いので、

目に入ったものをそのまま

真似したりもします。

だから運動経験がなかったとしても

ご両親の体の癖や

動き方をなんとなく体に

インプットしちゃうんだと思います。

狼少年のお話ってご存知ですか?

狼に育てられた人間のお話ですが、

あれは事実らしいです。

当然狼に育てられた子は

人間の仕草はせず、

狼のような動き、食事を

したそうです。

このようにインプット能力が

元々高いんですよ。

話を戻すと、

そういった目で見た動きや

小さい頃からの動作は

無意識レベルに

落とし込んでしまってるので

自然に改善するのは難しいです。

動かない関節は

他の関節が動きをカバーしてしまうんです。

これを代償動作と呼びます。

代償動作の悪いところは、

代償した箇所をさらに

代償する部分が出てきて、

どんどん本質が雲隠れしちゃうんですよ。

こうしてできた関節運動には

その人の歴史が宿ると思ってます。

それをカッコつけて記憶と

呼んでいるわけなんですが。

レッスン等でお手本の真似をしてみても

うまくいってることがわからなかったり

しませんか?

それはご自身が今まで

使ってきた体の使い方と

お手本の方の体の使い方が

違っていると

起こる現象なんです。

トレーニングはもちろん、

ストレッチも同様ですよ。

お手本の動きと

ご自身の動きを

無理にすり合わせる必要は

ないかもしれませんが、

正しくない関節動作は

注意が必要です。

必ず他の関節に負担がかかるからです。

一箇所痛みが消えると

別の箇所が痛み出すのは、

もしかしたら関節同士で

責任転嫁が起きてるのかも

しれません。

(これに関しては

痛みが強い部分に

集中して脳が痛みを

感じる、という説も

あるので一概には言えませんが。)

いずれにせよ

肩は肩の動き、

腰椎は腰椎の動き、

股関節は股関節の動きを

してくれないと

負担なく体を動かすことが

難しくなります。

関節一つ一つが

各々の仕事をしてくれるように

していきましょう。

それでは今日は

肩関節の動きづくりです。

とても地味ですが、

肩関節の動きを引き出しやすくしてくれる

ニッチなストレッチのご紹介です。

腰幅で脚を開き、

腕を両方一緒に

後ろに振ります。

前は惰性です。

肩の回転軸をご覧下さい。

肩は可動域が360°なので、

回転軸が小さければ小さいほど

周りの筋肉が大きく、

たくさんの筋肉が動いてくれます。

逆に肩甲骨のスライドが入るほど

大きく振ると、

一見大きそうにみえる動きも、

肩甲骨が代償動作をしてるだけなので

実際には動きは小さいです。

まずはこちらの運動で、

肩は肩、

肩甲骨は肩甲骨、

胸は胸

の動きを引き出しましょう。

特に肩こりがひどい方は、

後ろに振った時に、

首筋が前に移動しやすいのですが、

それも力が入り過ぎです。

僧帽筋が前を向かないように

振る、という意識より

揺れる、という意識の方が

ちょうどいいかもしれませんね。

関節の正しい動作を体に

記憶させましょう

というお話でした。

おやすみなさい。

ー追伸。

少し体を動かすと

あちこち痛くなってしまうことから

運動嫌いになってしまう方を

見ると

残念でなりません。

体にはほぐす順番があるんです。

あ。

明日はそのお話したいな〜

と思います。

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